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「強運守護の地・伊豆山神社へ。令和八年六月三十日、導かれるように訪れた日のこと。」



📷写真①:参道の石段と緑のトンネル
📷写真①:参道の石段と緑のトンネル

曇天の6月30日。その日は夏越の大祓。


会社関連の用事で熱海方面に出かけていたその帰り道、とても気になっていた場所に立ち寄ることができました。作家のさとうみつろうさんのブログで知った、伊豆山神社です。


出かけた先から神社まで10分。「すぐそこにあるんだ」と気づいた瞬間、迷わず向かいました。

〜 伊豆山神社とは 〜


静岡県熱海市伊豆山。JR熱海駅から車で約10分の高台にある、関八州総鎮護・強運守護の古社です。


源頼朝と北条政子が源氏再興を祈願した縁結びの地としても名高く、頼朝が鎌倉幕府を開いた後は「強運八方除守護神」として深く崇め、江戸幕府においても徳川家康をはじめ歴代将軍が篤く崇敬しました。


ご利益は縁結び・強運守護・勝負運・決断成就。


📷写真②:手水舎の白龍と赤龍
📷写真②:手水舎の白龍と赤龍

〜 手水舎に宿る赤白二龍 〜

手水舎に近づくと、白と赤の二頭の龍が目に飛び込んできました。


これが伊豆山神社のシンボル「赤白二龍(せきびゃくにりゅう)」。赤龍は火の力、白龍は水の力を掌り、二龍の力が合わさることで温泉を生み出す最強の守護神とされています。


手水舎で手を清めながら、龍の口から流れる水に不思議な清々しさを感じました。

📷写真③:茅の輪と本殿
📷写真③:茅の輪と本殿

〜 夏越大祓の日に 〜

境内に足を踏み入れた瞬間、空気が変わりました。


深い緑に包まれた参道。苔むした御神木。そして本殿の前には、大きな茅の輪が設えられていました。まさにこの日、6月30日は夏越の大祓。


半年間の穢れを祓い、清らかに新しい半年を迎える日に、偶然ここに来ることができたのです。茅の輪をくぐりながら、何か大きなものに引き寄せられている気がしました。

📷写真④:本殿
📷写真④:本殿

〜 龍の彫られた本殿 〜


朱色の本殿には、見事な龍の彫刻が施されています。深い緑の木々を背に、静かに佇む本殿。


源頼朝がここで再起を誓い、北条政子との縁を結んだ場所。歴代の将軍たちが深く崇敬した場所。その空気の重さと清々しさが同時に存在する、不思議な場所でした。

📷写真⑤:龍神池
📷写真⑤:龍神池

〜 小さな龍神池 〜


境内にひっそりと佇む小さな池。その名は「龍神池」。


小さいけれど、美しい鯉がたくさん泳いでいます。水面に映る木々の緑、静かな水音。龍神様が宿るとされるこの池のそばに立つと、自然と心が静まりました。

📷写真⑥:光石
📷写真⑥:光石

〜 光石との出会い 〜


境内を歩いていると、注連縄で囲まれた大きな石がありました。「光石」です。


大高山・道楽神社、米造神社より光のパワーが降り立つ場所とされています。


その石の前に立った瞬間、なんとも言えない清々しさが全身に広がりました。強い光と強力な守護をいただいたように感じました。

〜 本宮社へのリベンジを誓って 〜


伊豆山神社には、本殿からさらに険しい山道を約1時間(往復で2時間)登った先に「本宮社」があります。「本宮に参拝してこそが本当の参拝」とも言われています。道中には病気平癒の白山神社、縁結びの結明神本社もあります。


この日はたどり着けませんでした。また必ず来ます、と心に誓いました。

(また行きたいと思える場所があることって幸せだなぁとおもいました。)

📷写真⑦:御朱印(双龍)
📷写真⑦:御朱印(双龍)

〜 火と水、陰と陽 〜


御朱印には、白と赤の双龍が力強く描かれていました。令和八年六月三十日の日付入り。


白龍は水、赤龍は火。陰と陽。対極にある力が一つになって温泉を生み出し、和合・縁結びの象徴ともなる。


そしてこの場所は、関八州——武蔵・相模・上野・下野・上総・下総・安房・常陸、かつての関東八カ国すべてを守護する総鎮護の地でもあります。これほど広い範囲の人々の祈りを受け止めてきた場所が、ここにあるのです。


御朱印を手にしながら、「祈りとは何か」をしばらく考えていました。遠い昔から人々がこの場に集い、何かを願い、手を合わせてきた。その積み重なりが、今もこの空気の中に漂っているような気がしました。


日本人にとっての祈りの場とは何か。心の拠り所とは何か。そんなことをしみじみと感じながら境内を歩きました。

〜 神仏分離令について思うこと 〜


ひとつ、ずっと気になっていることがあります。


伊豆山神社の名称は明治維新の神仏分離令(1868年)によるものです。それ以前は「走湯権現」「伊豆山権現」と呼ばれ、高野山真言宗の別当寺「般若院」とともに神仏習合の霊場として栄えていました。空海(弘法大師)が修行したという伝承も残り、多くの仏教者や修験者が修行を積んだ場所でもありました。


私が大好きな人物、空海さん。毎日、大日如来様の仏像の前で「南無大師遍照金剛」と真言を唱えています。以前訪れた高知県の霊場でも、成田山新勝寺でも、そして今回の伊豆山神社でも——空海さんの足跡はつながっていました。


思うのです。空海さんは日本各地に霊場を開き、結界を張ることで、日本という国土を深いところで守り続けてくれていたのではないかと。四国八十八ヶ所から高野山、成田山、そして伊豆山へ。点と点が結ばれると、日本全体を包む大きな守護の形が見えてくるような気がします。


私がよく参拝する奥秩父の三峯神社も同じく、もとは修験道の霊場でした。神仏分離令によって「神社」と「寺院」に引き裂かれる以前は、神道と仏教が自然に溶け合った場所として、人々の祈りを受け止めてきた場所です。


長い時間をかけて積み上げられてきた信仰の形が、明治という一つの時代の政治的な力で一夜にして分断された。その歪みは今も、様々なところに残っているような気がしてなりません。


人と自然をつなぐ、人と人をつなぐ、そして神と人をつなぐ。Best Brillanzが大切にしている「つながり」のビジョンは、こういった場所を訪れるたびに、その根っこを深めてもらっているように感じます。

伊豆山神社

住所:静岡県熱海市伊豆山708-1

公式サイト:https://izusanjinjya.jp


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