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豊かな心を育む暮らし|07 無理をしない、無理をさせない——自分も、周りの人も大切にする生き方

5 日前
読了時間: 4分

更新日:3 日前



最近、人と一緒に何かを進める中で、あらためて感じたことがあります。


人には、それぞれの歩みがある。同じものを見ていても、考えることは違います。進む速さも違う。大切にしていることも違う。できることも、できないことも違う。頭ではわかっていたつもりでも、実際に誰かと一緒に何かを進めていると、その違いに戸惑うことがあります。「どうして進まないのだろう」「なぜ、そこを先にやらないのだろう」。そんなふうに思ってしまうこともあります。でも、その人には、その人の歩みがあります。


自分が大切だと思うことを、相手も同じように大切だと思うとは限りません。自分ならできることが、相手にもできるとは限らない。そのことに気づいた時、無理をしないこと。そして、無理をさせないこと。その両方が大切なのだと思いました。


私は長い間、「私さえ我慢すれば」と思ってきたところがあります。私がやればいい。私が耐えればいい。私が頑張れば、きっとうまくいく。そうやって頑張って、頑張って、また頑張って。けれど気づいた時には、心の中が孤独と疲労でいっぱいになっていました。頑張っても、頑張っても、苦しさが減らない。それなら、頑張り方そのものを変えてもいいのではないか。少しずつ、そう思うようになりました。


努力することは、大切なことだと思っています。何かを叶えたい時。誰かの力になりたい時。自分自身を少し成長させたい時。そこには、やっぱり努力が必要です。でも、努力することと、無理をすることは違う。努力には、自分の意思があります。「やってみたい」「ここまで頑張ってみよう」。そんな気持ちがあります。けれど無理をしている時は、心や体が出している小さなサインを押し込めて、進み続けていることがあります。「少し違うな」「このままでいいのかな」「なんだか苦しいな」。そんな違和感は、自分の心から届くシグナルなのかもしれません。


以前の私は、その違和感を無視して、そのまま進んでしまうこともありました。でも最近は、違和感を感じた時には、いったん立ち止まるようにしています。立ち止まることにも、勇気がいります。静かにお茶を飲む。少し目を閉じる。何も決めずに、ただ静かに過ごす。そうして心を休ませてみると、何に違和感を持っていたのか、何を無理していたのか、自分は本当はどうしたいのか。少しずつ見えてくることがあります。立ち止まることは、前に進まないことではなく、自分を見失わずに、また歩き出すための時間なのだと思います。


そして、人との関係にも同じことが言えるように思います。誰かを助けたいと思うこと。力になりたいと思うこと。それは、とても大切な気持ちです。けれど、相手の歩みまで自分が背負うことはできません。こちらが急いでも、相手には相手のペースがあります。こちらが手を差し出しても、歩くのはその人自身です。その人が自分で考え、自分で選び、自分で歩いていくことも、大切にしたい。手を貸すことと、代わりに背負うことは違うのだと思います。


そして、自分自身にも無理をさせない。誰かにも無理をさせない。その方が、きっと人との関係も長く続いていきます。一時的に無理をして支える関係ではなく、できる時に、できることをする。できない時には、できないと伝える。必要な時には、少し距離を置く。そしてまた、笑顔で会える。そんな関係の方が、私は心地よいと思うようになりました。

頑張るなら、苦しさを我慢するためではなく、「楽しい」を頑張りたい。誰かにどう見られるか、どんな評価をされるか。そればかりを気にするのではなく、自分が心から楽しいと思えることを、精一杯やってみる。好きだから続ける。楽しいから工夫する。もっと知りたいから、もう少しやってみる。そんな努力なら、心の中に力が湧いてきます。自分の心に余裕があるからこそ、周囲の人にもやさしくできる。笑顔で接することができる。相手の気持ちを考えることができる。自分を大切にすることは、自分だけを優先することではありません。むしろ、自分を大切にできるようになることで、周囲の人も大切にできるようになるのだと思います。


自分も、周囲の人も大切にする。そのために、無理をしない。無理をさせない。そして、人には、それぞれの歩みがあることを忘れない。どちらかが我慢し続けなければ成り立たない関係ではなく、お互いが自分らしくいられて、長く続けていける関係を大切にしたい。最近は、そんなふうに思っています。


みなさんは最近、「少し無理をしているかもしれない」。そんな心からのシグナルを、見過ごしていませんか。


今日も、心に光を。

T.Matsunaga

Founder & Representative / Best Brillanz


 
 
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